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受講レポート
「今は昔、竹取の翁といふものありけり」この有名な冒頭から始まる、平安時代の口承民話『竹取物語』。今回の授業では、主人公である竹取の翁が、物語の中でどんな竹を取っていたのか探しに行きました。授業前半は、いよココロザシ大学と松山市都市環境学習センターが連携して行ったクラフト体験。参加者全員が思い思いに、個性豊かなカニのメモ置きを作りました。後半は、松山総合公園内にある竹林の散策です。生憎の雨で、転ばないように注意しながら歩いていると、様々な竹に出会いました。まだら模様のものや生まれたてのもの、手首の太さまであるものやサラサラしているものまで・・・。一番印象深かったことは、ある竹に産毛が生えていたことです。触ってみると、ふわふわしていて、桃の皮のような肌触りでした。「竹」というと「堅い」イメージしかなかった私にとって、とても新鮮でした。また竹は自然に伸ばしたままにするよりも、人が手を加えた方が、太くて丈夫な竹ができると聞きました。竹を取っては、道具を作ることを生業としていた翁。道具を作るためには、質が良く、ある程度丈夫な竹が必要です。翁はこのような竹を取っていたのではないのでしょうか。暖かな春の陽気に包まれ、井上先生の優しい雰囲気に癒されながら、世代を問わず楽しめる、そんな授業でした。平安時代と現代を行き来しながら「人と自然の共存」について考えさせられました。「自然と共に生き、自然によって支えられていること」を感じながら、日々の生活を送りたいと思います。ありがとうございました。【報告者:三浦真里子】
インタープリターとは自然と人との橋渡し役のこと。その時その場所の自然が発するメッセージを、参加者の皆さんにわかりやすく気づかせる専門家です。そのインタープリター・井上千春さんが、この4月より松山市総合公園で、毎月第3水曜午前10時から行うことになった、ココ大・自然体験授業『ゆるゆる青空教室』。第1回目のテーマは「竹」。公園内にある竹を探しながらカンタンなネイチャーゲームを楽しみます。うららかに桜舞う公園で五感を使って自然を感じると自分と自然は一体であることに気づかされるでしょう。散策の後は美味しい「たけのこご飯」などでお腹を満たし参加者でこの日感じたことを楽しくふり返ります。なお、5月は「はっぱ」、6月は「アジサイ」を予定しています。お気軽に参加し、身近にある幸せをぜひ感じ取ってください。
この授業の開催は終了しました。
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