いよココロザシ大学の授業に、初めて参加させていただきました。
授業とは関係ないのですが、伊方町というので、従来の伊方町をイメージしていて「八幡浜から、すぐだなあ」と思っていたところ、ナビが三崎半島のずっと先を示すので予想外でした。でもメロディラインの景観が楽しめたので、それはそれでラッキーでした。
「アワビを食べて、生物多様性?」と、自分自身の動機の不純さに、少し申し訳ない気がしたのですが、漁師の中村さんのお話を聞くうちに、やはり自然は繋がっている、と実感しました。
アワビを含め、周辺の漁獲高が減っているのは、半島の尾根にメロディラインができたり、また風力発電の風車が建てられたりすることで、山の生態系が崩れ、海のプランクトンが減少したことによるもの。特に「自然にやさしい」と思っていた「風力発電」でさえ、何からの人工物には弊害があるのだということを知り、考えさせられるものがありました。
アワビ一つにも物語があり、問題点がある――日常では、触れることのないテーマを与えていただき、充実した一日でした。アワビ、ワカメの美味しさについては、語るまでもありません。
(報告=伊東まゆみ)