愛媛県最大の河川である「肱川」を、初冬、春、夏と
3回にわたって解剖する春の授業のつづきです。
肱川の本流は、西予市宇和町の鳥坂峠の源流(標高460m)から、左に大きく湾曲して
西予市野村町、大洲市旧肱川町、旧大洲市街、そして長浜町から瀬戸内海へと、
103kmの距離を流れています。ところが、源流と河口とは直線距離でわずかに18km!!
また、大河川にしては標高差が少ないのですが、支流を含む流域面積は
南予の西予市・内子町・大洲市の山間部1,200平方km以上にわたっており、
日本屈指の広さを誇っています。
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今回の授業は、大洲市街地を一望できる冨士山(とみすやま)が舞台です。
まず、ビオトープ化しているともいえるジャブジャブ池で生物を観察したあと、
山の頂上付近に移動します。
山の上からは、肱川がつくった大洲の町、大洲盆地を見ることができ、
昔の河川の流れ、さらに冨士山を構成する岩石についても学びます!