「知られざる微小貝類のお話」
先日の西条自然学校の夜の学校にて、徳島県立佐那河内いきものふれあいの里の専門研究員、松田春名さんから陸生の貝類についてお話を聞かせていただいた。とにかく、カタツムリの名称で一くくりにされている陸生の貝の種類の多いこと多いこと。大きさも、色も形も様々で、中には毛の生えたものまでいる。一般にカタツムリと聞くと、あのアジサイの上でのんびりはっている様子を思い浮かべるが、落ち葉の下から、木の根元、幹、葉の上までいたるところに生息しているようで、昆虫の次に繁栄していると聞いて驚いた。また、新種のアナンムシオイガイが発見されるまでのお話をお聞きし、松田春名さんの貝類に対する並々ならぬ愛情と研究の熱意を感じるお話であった。
[報告者:新居浜市シオマネキ]