「すごい雨女のはずなんですけど」と授業コーディネーターの村上さんの心配をよそに、すっきり晴れた青空の下、道後公園の大きな木の下に、生徒たちが集まりました。小さな子どもさんを連れたママさん、ママ友どうし、おとうさんも!と、いろんな顔ぶれの生徒たちです。
「迷子にならないように!」と、「いよココロザシ大学」と入った紙に名前を書いて、名札を首からぶら下げると、わくわく感が高まります。
生徒がだいたい集まった頃、あずまやに移動して、授業開始。授業コーディネーターの村上さんから、いよココロザシ大学のこと、オープンキャンパスのことを聞いた後、今日の先生Rea*さんの授業が始まりました。
携帯カメラで撮影するコツはたくさんあるそうですが、その中で今回は、「ピント」「光」「構図」について、教えてもらいました。ケータイ機能はたくさんあって、使いこなせてないなぁと思っていたけれど、実際にいじってみると、オートフォーカスもマクロモードもあってびっくり!デジカメみたい。光の調整も、分からないなりにボタンを押すと、撮った写真の印象が微妙に変っていく。子どもを撮るときに逆光を使うなんて、目からウロコでした。
コツを教えてもらったら、いよいよ自由撮影です。遊具で遊ぶ子どもたちを追いかけたり、つぼみがふくらみ始めたサクラをどんなアングルで撮ろうか、試行錯誤。「アップで撮るといいですよ」とのアドバイスを元に、マクロモードでピントを合わせようと努力された方もいました。
30分があっという間に過ぎ、近くの休憩室で、それぞれの「ベストの1枚」の鑑賞会。写真を撮るときに意識したことを、それぞれが話しました。
「きれいな青空を背景にしたかった」早咲きのサクラ。
「携帯の待ち受け画面に使えるようにかっこよく」遊歩道の階段。
子だくさんのママさんの「子どもたちみんなを撮りたかった」すべり台の写真。
一つ一つの写真に、Rea*さんが丁寧にコメントして、日常を素敵に切り取るコツやママの愛を引き出してくれました。
同じ公園を30分。なのに、みんな見ている世界がちがう。「みんな、すごいなぁ」と思うと同時に、それをみんなで共有できたのが、とてもうれしかったです。
一つ一つの写真に込められたみなさんの思いと、それを引き出したRea*さんに感謝。
多才なRea*さん、お菓子も得意!手づくりお菓子を用意して、ラッピングのコツも披露してくれました。
「規則正しく並べるのではなく、ばらっと置いて動きを出します。リボンも、真ん中ではなく、わざとずらして」
最後におやつをいただいて、1時間半の授業は無事終了しました。
その後、娘と道後公園で遊んで帰ったのですが、木の影をみるたび「かっこいいな〜」ブランコで遊ぶ子どもの影を見て「いいな〜」いつもと変らない光景なのだけれど、いろんなことを、きりっと素敵に感じるようにました。
報告:井上千春