【1455634通信198号】◎あなたの知らない「明浜町」がここに！

2014/06/24

みなさん、こんにちは。「ワンダーエヒメ」の授業コーディネーター・宮本です。
きょうは、今度の土曜日に西予市明浜町で行う「段畑と海がつながる明浜〜四国西予ジオパーク」授業の紹介をさせてくださいね。

「明浜町」と聞いて、場所や特産品が頭に浮かぶ人は、たぶん少ないのではないでしょうか。私もその一人でした、つい数ヶ月前までは・・・。イメージとしては、リアス式の海があって、ミカンとチリメンジャコがおいしい町。そんな感じですよね。

でも、明浜町を「ジオ（大地）」の視点で見ると、まったく新しい風景が浮かび上がってくるんです。それは「石灰岩の大地」であるということ。ちなみに、石灰岩とは貝や珊瑚など、海の生きものが堆積してできた岩石です。

なかでも、白い石灰岩を幾重にも積み上げた狩浜（かりはま）地区の段畑は、緑色のみかんの木と、目の前に広がる青い海とがあいまって、穏やかな景色を見せてくれます。また、別の入り江にはかつて石炭鉱山があり、セメントの原料などとして加工され、この地の産業を支えてきたそうです。

授業ではこのような明浜町を教室に、午前中はみかん畑を散策し、午後は石灰産業の地を訪ねて、シーカヤックで海に繰り出します。

みかん畑は、生きものと共生する生産組合として、全国にその名を知られる「無茶々園（むちゃちゃえん）」の生産者・阿部さんが先生です。無茶々園の考え方に感銘して、10年前に東京からIターンしてきた阿部さんの作るみかんに、私が出会ったのは3年ほど前のこと。

その深い甘みと味わいに驚いて、いつかワンダーエヒメ授業に・・・と思っていました。詩人のような阿部さんからどんな話が聞けるのか、私自身、とても楽しみです。畑を歩いたあとは、阿部さんのみかんジュースを味わっていただきます。

午後のシーカヤックは、地元のレジャー施設「あけはまシーサイド・サンパーク」さんの協力のもと、実施します。シーカヤックが初めての人でも、すぐに操れるそうですのでご安心くださいね。シーカヤックのあとは、地元のおやつ「灰屋芋」や「浜湯（海水のお風呂）」体験などもご用意しています。

ちょっと天気が心配ですが、基本的に雨でも行う予定ですので、土曜日の予定が決まっていない方は、ぜひ「明浜のジオ授業」をご検討くださいませ。

▼段畑と海がつながる明浜〜四国西予ジオパーク〜
6月28日（土）10時00分〜西予市明浜町 狩江公民館
http://www.1455634.jp/fsusvles.php?ini=423

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