初登場となる授業『未来を紡ぐシルクの可能性（10/2）』のご紹介。

2022/09/29

おはようございます、いよココロザシ大学の泉谷です。
今週末（10/1（土）-10/2（日）10時-17時）に開催する「ワンダフルエミフル/愛媛の生物多様性フェア」は昨日、事前申込を終了しました。お申し込みいただいた方、ありがとうございました。
とは言え、お申し込みされていない方も当日もフラリと立ち寄っていただいてOKですので、ご都合よろしければお誘いします。

今年で6回目となるワンダフルエミフルですが、新しい授業の紹介です。

10/2（日）13:30から。『未来を紡ぐシルクの可能性』
http://www.1455634.jp/fsusvles.php?ini=681

シルクは“繊維の女王”とも呼ばれ、日本の経済成長を牽引してきた重要な基幹産業でした。しかしながら、この四半世紀で最盛期の生産量の約95%減と、このままでは国内から養蚕業が失われてしまうかもしれない危機に直面しています。その背景には養蚕農家の高齢化、収入減及び後継者不足等の理由による廃業が大幅に増加していることが挙げられます。

一方、昨今の技術進歩により、シルクを従来の繊維素材としてのみならず医療、食品、化粧品など多分野を横断したバイオマテリアル（生体材料）と捉えた研究が推進され、多くの期待が寄せられています。私たちはシルクに秘められた大きな可能性に注目し、シルク産業の活性化や、生産体制の構築、地域を巻き込むコミュニティづくり、SDGsの達成など多角的な価値創出に挑戦します。ここ愛媛から、多様なパートナーシップで。シルクで地域共創、ベストプラクティスを創り、未来を創造していきます。（ユナイテッドシルクサイトより引用）

先日、この授業でお世話になるユナイテッドシルクさんを訪れました。代表の河合崇さんとは7年前に知り合い、当時、既にシルクの可能性を確信していた河合さんは「いよぎんビジネスプランコンテスト2016」にて最優秀賞を皮切りに、「ふるさと名品オブザイヤー2017」政策奨励大賞、地方創生担当大臣賞、「環境省グッドライフアワード2019」エシカル賞、「愛媛県三浦保環境賞2019」知事賞などを受賞され、シルクの可能性を伝えて、その実現に邁進されています。

お店にはマスク、タオル、ハンドクリーム、化粧水、石鹸、シャンプー、飴などシルクを活用した商品がたくさんあることに驚きます。これまでシルクと言えば「絹糸=衣服」しか想像していなかったので、食べ物まで、そして最近では医療現場でも注目されているとのことでした。
しかし、ユナイテッドシルクのサイトにあったように生産量が最盛期の95%減というのは放っておけない現状です。シルクは素材を余すところなく使うことができる、人にも地球環境にも優しい素材ということを本授業では感じていただければと思います。
市民先生は愛媛シルク大使の木曽千草さんです。

ユナイテッドシルク株式会社
https://united-silk.co.jp/

＊愛媛県では2017年度から2026年度まで「第2次生物多様性えひめ戦略」を掲げ【100年先も 生きものみんな やさしい愛顔】と将来像を掲げています。
そこで2020年度から、生物多様性について多くの人が触れる機会として誕生したのが「愛媛の生物多様性フェア（ワンダフルエミフル）」です。

授業は全て参加無料の公開授業ですので、お一人でもお二人でもグループでもご参加いただけます。
＊一部の授業は定員数が決まっています。
http://www.1455634.jp/index.php

当日、お会いできるのを楽しみにしています。

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