新作の脚本が届きました。
映画やテレビドラマの撮影依頼に「脚本」は欠かせません。何を隠そう実は私、脚本家を目指して渡米したはずでした(笑)。脚本は作品の「骨格」です。脚本に沿って撮影はされるので撮影も演出も大切ですが、脚本がしっかりしていないと作品はダメなのです。
脚本と小説は同じように見えますが大きく異なります。それは「心情の有無」です。小説には登場人物の心情や状況を踏まえ読者がシーンを想像しやすいよう細かく書きますが、脚本は所作のみ書かれています。心情などの内面は「演出」として監督が決めます。よく「行間を読む」とありますが、脚本は細かく書いてありませんので読む時に想像力を膨らませてよまなければいけません。
写真は撮影を控えている「陽光桜」の準備稿です。まだ本番用の「決定稿」ではありませんが、準備稿で私達は監督や脚本家の世界観に入ります。この世に出てない段階で作品の世界に入れるのはフィルム・コミッションの面白さの一つです。作品の詳細は書けませんが、とても素敵な物語です。撮影が始まったら、部活動でも紹介できるようお願いしてみます。乞うご期待!